ibaシステムによるFPCL発電所の透明性の高い監視

2023年1月9日にパキスタン全土で大規模な停電が発生し、国内の広い地域で最大72時間にわたり電力供給が停止しました。この停電を受け、エネルギー事業者には、発電所の監視体制を強化するとともに、設備が正常に稼働していることを客観的なデータによって証明することが、これまで以上に求められるようになりました。

パキスタンを代表する肥料メーカーであるFFBL(Fauji Fertilizer Bin Qasim Limited)は、子会社のFPCL(FFBL Power Company Limited)を通じて、カラチのポート・カシム地区で発電所を運営しています。この発電所は、FFBLの生産設備への電力供給に加え、公共の電力網にも電力を供給しています。

FPCLでは、プロセスを継続的かつ透明性の高い形で記録し、将来問題が発生した際にも発電所が正常に稼働していたことを証明できるようにするため、継続的なデータ収集と解析を行う高性能なシステムが不可欠であると判断しました。

ibaシステムの導入

FPCLでは、512信号に対応したibaPDAと、ibaPDA-PLC-Xplorerインターフェースの導入からスタートしました。その後、システムは段階的に拡張され、まず1,024信号へ増強するとともに、リレーショナルデータベースと連携するためのibaAnalyzerインターフェースを導入しました。さらにその後、2,048信号へと拡張し、ibaQPanelおよびIEC 61850インターフェースも追加しました。

また、長期データ保存ソリューションとしてibaHD-Serverを導入し、分散環境での解析を可能にするため、ibaPDAクライアントも追加しました。

現在FPCLでは、タービン、発電機、補機設備から高サンプリングレートのデータをリアルタイムで収集しています。オペレーターはibaQPanelを使用してプラントの現在の稼働状況を分かりやすく把握できるほか、ibaHD-Serverによって、関連するすべての信号データを体系的かつ長期的に保存しています。

PAGE TOP